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推奨する人気の赤ワイン

レストランでフランスの赤ワインを注文するときには、ソムリエから「ボルドータイプがいいですか、それともブルゴーニュタイプがいいですか」と尋ねられることがあります。
前者はタンニンの成分が強いものであり、後者は酸味が強いものです。

ボルドータイプの場合ですと、「クリュ・ブルジョア」と呼ばれるクラスか、それぞれの格付けワインがその直下に持っている「セカンドワイン」のクラスであれば値段も手ごろで、間違いのない一級品を楽しむことができます。
それでコストがかかりすぎるというのであれば、メドック地区の村の名前がラベルに書かれているものを選ぶといいでしょう。
サン・テステフ、サン・ジュリアン、マルゴー、ムーリス、リストラック・メドックなどです。
これらはカベルネ・ソーヴィニヨンを使っています。
メルロー種を用いたものでは、サン・テミリオンあるいはポムロールとだけ書かれているワインを選ぶといいでしょう。

ブルゴーニュですと、やはり地名のついたものを頼むといいでしょう。
ブルゴーニュ地方を大きく南北に区切ってみると、北側がマルサネ、フィサン、ジュヴレイサンベルタン、モレ・サン・ドゥニ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サンジョルジュなどの地名があり、南側にはアロース・コルトン、ヴォーヌ、ヴォルネなどがあります。
このうち、南側のほうがコストパフォーマンスに優れます。